21)巻機山(天狗尾根コース)1995年10月10日(火)

 紅葉が素晴らしい山だと知って巻機山登山を決定。無難なのは井戸尾根コースでですが、えらい急登でロングコース、ヌクビ沢コースは渡渉があり滑りやすく危険と判断し、涼しさを半分求め沢+天狗尾根コースに決めたのが間違いで大変なコースでした。深く落ち込むアイガメの滝を見て肝を冷やし、この分岐を左方向が天狗尾根コース。途中残雪のコースを歩き、天狗尾根の取り付きから6m程の垂直の岩に取り付く思ったより厳しいコースで、途中から90度に近いような草付きの絶壁を草や木をつかみ緊張しながら慎重に登りました。落下すれば即死、下を見ないようにして何とか登り切り神秘的な天狗の池に出会ってホッと一安心。恐怖に駆られながら登っている最中、遭難救助のヘリコプターの音が聞こえて更に緊張度はUP。確認したところ、下山禁止のヌクビ沢コースを下山した登山者が滑落したとの情報。この天狗尾根コースも下山禁止でしたが、我々には下山は到底無理で引き返すことは出来ず、今記憶をたどれば下を見ずに登るのみでしたね。前巻機山から見る山肌一面の紅葉は疲れを吹き飛ばす程に素晴らしく、時間を忘れて眺めていたのを思い出します。勿論下山コースは井戸尾根コースのみ、長い急坂を駆け下りたのですが、このコース、特に暑い夏場は登りに使いたくないコースです。沢コースや天狗尾根コースも上級コースで危険を冒して敢えて行こうとは思いません。素晴らしい山ですが。

難所を無事通過、ホッとして休憩/池塘・天狗の池



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